海の生き物図鑑

ダイビングインストラクターが沖縄の海で出会った水中生物たちをご紹介。

ピグミーシーホース

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【学名】Hippocampus bargibanti

【分類】トゲウオ目 > ヨウジウオ科 > タツノオトシゴ

【体長】20mm

【撮影地】沖縄本島 残波岬(ザンパミサキ)

 

名前にもある「ピグミー」の通り、体長2cm程のとても小さいタツノオトシゴの仲間。

Muricella属のウミウチワに色、形をとても上手に擬態して生息しており、ウミウチワのポリープに似せた不規則に飛び出ている丸い突起物が特徴的である。

写真の様なピンク色の個体の他にも宿主のウミウチワの色によっては黄色の個体も見ることができる。

宿主のMuricella属は水深20m以深に生息しているため、ピグミーシーホースも水深20m以深の深い海域に生息している。

 

今回の撮影地、残波岬のダイビング記録はこちら

okinawa-diving.hatenablog.com

 

残波岬ファンダイビングツアーに参加して

ピグミーシーホースを見にいこう!

blue-okinawa.com

 


【沖縄ダイビング】残波岬近海 ポイント紹介 ピンクマーメイド


【沖縄ダイビング】残波岬灯台下 ポイント紹介 ピンクマーメイド  

 

 

 

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撮影時の感想

小さく可愛らしい見た目や綺麗な色からとても人気ある本種であるが、見つける事が非常に難しいです。

写真からでは分かりづらいが、大きいものでは1m×1m程にもなる「ウミウチワ」の枝の中から薄暗い水中で見つけだすのはとても大変でした。

しかもこのピグミーシーホース、以外に動く。

場所を移動する分けでは無いのだが、体をひねり角度を変えたりウミウチワの反対側に顔を出したりと見つけてからも写真を撮るのにも大変でした。