海の生き物図鑑

ダイビングインストラクターが沖縄の海で出会った水中生物たちをご紹介。

アケボノハゼ

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【学名】Nemateleotris decora

【分類】スズキ目 > ハゼ科 > ハタタテハゼ属

【体長】~70mm

【撮影地】沖縄本島 恩納村 万座

【ダイビングポイント】ホーシュー

 

体地色は乳白色。口元から第一背鰭の根本にかけて淡い紫色が眼球上部を通りながら体を縁どる様に入り、その下部を縁どるように淡い黄色が入る。

体の中央部から徐々に紫色が濃くなっていき、尾鰭では濃い紫色で尾鰭の上、下葉部分は赤紫色から深紅色で、紫色で縁取られている。

特徴的な発達した第一背鰭は赤紫色から深紅色で紫色で縁取られており、胸鰭の先端も同様である。

とても鮮やかな体色でダイバーから人気だが、主に30m以深の砂礫場に生息している。

 

今回の撮影地、万座毛(ホーシュー)のダイビング記録はこちら↓

okinawa-diving.hatenablog.com

 

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撮影時の感想

このアケボノハゼ生息域がとても深く(撮影地のホーシューだと40m前後)、撮影時間が限られいるので、捜索から本当にスピード勝負でした。

捜索の際も、水深が深い場所では色の区別がつきづらい為、遠くの方からだと体の形の似ている「ハタタテハゼ」 と区別が付きづらく大変でした。

発見してからも驚くとすぐに巣穴へ隠れてしまうので、遠くの方から徐々に距離を詰めていき何とか撮影する事ができました。

 

撮影日 : 2021年2月5日

撮影器材

OLYMPUS PEN E-PL7

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

INON D-2000 × 2