海の生き物図鑑

ダイビングインストラクターが沖縄の海で出会った水中生物たちをご紹介。

ジュッテンイロウミウシ

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【学名】Thorunna australis

【分類】ドーリス亜目 > イロウミウシ科 > シノビイロウミウシ

【体長】~30mm

【撮影地】沖縄本島 東海岸 金武町 レッドビーチ

 

体地色は半透明の淡い橙色から薄紫色で頭部の先端部分、背面の後部は紫色が入り、白色の点模様が点在する。

この点模様の両側の延長線上に白色の細線が伸びている。またこの白線の外側に沿って赤色から赤紫色の点模様が並ぶ。

触角と鰓部分は半透明の白色で中央部分に輪っか状に橙色がはいる。

 

 今回の撮影地、レッドビーチのダイビング記録はこちら

okinawa-diving.hatenablog.com

 

 

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【ジュッテンイロウミウシ

 

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【センテンイロウミウシ

 

撮影時の感想

以前紹介した「センテンイロウミウシ」と名前が似ていますが、分類上は「属」が違うのでとても近い仲間という訳ではありません。

「ジュッテン(十点)イロウミウシ」と「センテン(千点)イロウミウシ」の名の通り、点模様の数、背面の白線模様の数で見分けることが出来ます。

 センテンイロウミウシよりジュッテンイロウミウシの方が見かける事が少なく珍しい種類です。